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代数学II 要約 No.4
今日のテーマ
前回のレポートで左右の区別ができていなかった答案が目だったので、
ここではっきりさせておこう。ただし、本講義では主に左剰余類を扱う。
命題 4.1
による右クラス分けと左クラス分けが一致するのは、
が
の
正規部分群のときで、その時に限る。
その他に、レポートでは部分群でないものによるクラス分けを試みていたものが
あった。それは大抵うまく行かない。問題 4.1を参照のこと。
準同型定理の話に戻る。次の定理は準同型定理の基本応用例である。
定理 4.2
問題 4.1
群
の部分集合
を
で定義する。このとき、
の
によるクラス分けを定義
4.1 のように
行えるだろうか。うまく行なえないときにはどうしてだめなのか
反例を挙げて答えなさい。
平成16年5月10日