数式処理ソフト

 

全般の注意:

* 数式処理ソフトは「石頭」です。こちらがちょっと入力を間違えただけで

正しい答えを出してくれなくなりますから、落ち着いて付き合ってあげてください。

 

* 行末はセミコロン ; をつけたほうがよい。(自動的につけてくれるソフトも多いが。)

* +,- はキーボードから打てるやつをそのまま使えばよい。

* 掛け算は * 例えば普段 3+4x と書いているやつは数式処理ソフトでは

3+4 * x;

と打つことになる。 (* を忘れるとコンピュータ君は理解してくれない)

 

*手元の「メモ帳」「ワードパッド」などで、予め打ち込むことを決めておいて、

コピペするのが良い。

* 行列の入力のしかたは各々のソフトによって微妙に違う。

 

* 単純な近似計算をするソフト(keisan.casio.jpなど)は向いていないのでご注意を。

 

以下3つのソフトを紹介します。それぞれ無料で、本格的にはインストールして使ったほうが良いですが、web でかんたんに利用できるので試しにそれを使うのも良いでしょう。

 

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ソフトその1.maxima

ウエブでかんたんに使うには:

(昔は http://maxima.cesga.es/ がありましたが、今は使えないので)

https://sagecell.sagemath.org/

使用例

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A:matrix([1,2],[3,4]);

A.A;

 

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注意点:

代入はコロン(:)

行列はmatrix()で、結構わかりやすい(とおもう。)

行列の積は ピリオド(.)をつかう。

(行列の積に* を使うと期待したものと違うもの(成分の積を並べたもの))

が出てくるのでかなり注意が必要である。

2次の単位行列は ident(2);

 

 

使うとき:

(必要ならclear ボタンを押して先に書かれているものを消したあと)

計算したい事項をコピペのあと

Language ボタンを Maxima に変更(もしくは確認の上)

 

Evaluate ボタンを押せばよい。

 

参考:

http://www.math.kochi-u.ac.jp/docky/Maxima/maximatips/maximatips.html

(maxima tips 土基が書いたもの)

http://fe.math.kobe-u.ac.jp/MathLibre-doc/ponpoko/MaximaManualBeta.pdf

(他大学の方が書いた本格的なマニュアル。)

http://www.math.kochi-u.ac.jp/docky/kogi/kogi2018_1/keisankisuugaku/maxima/maxima101.pdf

(本学にいらした逸見先生が書いたもの)

https://ja.wikibooks.org/wiki/Maxima

wikibooks.

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ソフトその2.  reduce

ウエブでかんたんに使うには:

https://reduce-algebra.sourceforge.io/web-reduce/

 

使用例

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A:=mat((1,2),(3,4));

A*A;

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注意点:

代入は:=

行列は mat() で、書く分には少し易しい。

reduce は大文字小文字をあまり区別しません。

 

使うとき:

input Editor のところに

計算したい事項をコピペのあと

Send Input ボタンを押せばよい。

 

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ソフトその3.  sage

 

ウエブでかんたんに使うには:

https://sagecell.sagemath.org/

 

 

使用例

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A=matrix([[1,2],[3,4]]);

A*A;

---------------------------------

注意点:

代入は=

行列は matrix()で、 []の数がそれなりに多い。

単位行列は、identity_matrix(4)など。

 

使うとき:

Type some Sage code below and press Evaluate.

の真下のところに

計算したい事項をコピペのあと

Evaluate ボタンを押せばよい。

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