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線形代数学II No.3要約
今日のテーマ:
直交基底。正規直交基底
定義
3
.
1
内積を持つベクトル空間を 計量ベクトル空間 と呼ぶのであった。 計量ベクトル空間
の
でない元の集合
が
直交系であるとは、すべての
にたいし、
を満たすときにいう。
正規直交系であるとは、 直交系であって、すべての
に対し
のときにいう。
補題
3
.
2
が一次独立のとき、次のような 直交系
が一意に存在する。
定理
3
.
3
が一次独立のとき、次のような 正規直交系
が一意に存在する。
(この
を得るための操作を
シュミットの直交化法
という。)
定理
3
.
4
有限次元計量ベクトル空間
では
正規直交基底が存在する。
任意の正規直交系は正規直交基底に延長できる。
任意の直交系は直交基底に延長できる。