今日のテーマ: 行列の対角化。
が成り立つ。(★)を の対角化という。
*上の命題の極限を考えることにより、行列の も 同様に計算することができる。これは微分方程式の解法などでとくに有用である。
*話を複素数にまで拡張しておくと、つぎのように単純化される。
* 行列 の固有値は で、固有ベクトルは の 一つだけである。よって は対角化できない。 の固有値は で、対角化できない。 一般の、対角化不可能な行列については、座標変換で「ジョルダンの標準形」までは 持っていくことができる。詳しくは線形代数の進んだ成書を参考のこと。