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論理と集合要約 No.10
第10回目の主題 :
定義 10.1
(再) 実数
に対して、
を超えないような整数のうち最大のものを
と書く(floor of
と読む。)。 例えば、
である。また、任意の整数
に対して、
である。
問題 10.1
(再)
,
とおく。 写像
と
にたいして、
であることを示しなさい。
であることを示しなさい。
,
はそれぞれ全射、単射、全単射だろうか。
上の例のように、
を満たすとき、
は
の
左逆写像
で あるという。(
からみれば
は
の
右逆写像
である。このとき、 問題9.2の結果により、
が全射で
が単射であるのがわかることに注意しておこう。 )
問題 10.2
を
と定義すれば、 問題
10.1
の
に対し
が成り立つことを示しなさい。
問題 10.3
を
と定義すれば、 問題
10.1
の
に対し
が成り立つことを示しなさい。
問題 10.4
(再)
(複素数係数の
を変数とする多項式の全体のなす集合),
とおく。 写像
と
にたいして、
であることを示しなさい。
であることを示しなさい。
,
はそれぞれ全射、単射、全単射だろうか。
定義 10.2
写像
が与えられているとき、
の部分集合
に対して、その
による
像
(
順像
とも言う)
を
で定義する。
の部分集合
に対して、その
による
逆像
を
により定義する。
逆写像と同じ記号
を使っているけれども、
集合の逆像は
の逆写像が存在しない場合においても定義される
ということに 注意しておこう。
問題 10.5
に対して、
を求めよ。
を求めよ。
問題 10.6
に対して、
を求めよ。
を求めよ。
を求めよ。
を求めよ。
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2012-07-12