を「妖精国」のように考える。
の元を(妖精だが)「人」と呼び
のとき、
は
の子であると言うことにする。
は
の親であるという表現も使う。
が写像であることは、つぎのように翻訳される
が単射であることは、つぎのように翻訳される。
妖精と言うより、ナメック星人のイメージだな。
の子や、子の子、その子、
を
の子孫と呼ぶ。
の親や、親の親、その親、
を
の先祖と呼ぶ。
の先祖と、子孫を合わせたものを
の親戚と呼ぼう。
妖精たちには、へそを持つものとないものがおり、へそを持つ妖精の全体の
集合が
であると考えよう。
仮定により,
毎年正月になると、妖精国
の各人は「お守り」を作り、
次の要領で
の人にわたす。
このような渡しかたが実際に存在するか、それが問題である。
に対して、
渡す相手を
と置けば、
は
と
の間の全単射を与えることに
なるからである。
(答) (といってもこれがただひとつの解というわけではない。)
妖精国
の各人
は、次のように行動すれば良い。
の親戚はすべてへそを持つ。
そこでその一族の皆は(もちろん
も)それぞれ自分自身に「お守り」を渡す。
そのものを
の一族の最長老とよぶことにする。
の親戚はその最長老の子孫の全体と一致する。
最長老自身はへそを持つことも持たないこともある。
を含めてその一族の皆はやはりそれぞれ自分自身に「お守り」を渡す。
を含めてその一族のみなはそれぞれ自分の子に「お守り」を渡す。
*この場合最長老はへそがないから自分で自分にお守りを渡すことが できない。そこで最長老は自分の子にお守りを渡し、以下順繰りに 代々自分の子供にお守りを渡すことにするのである。