行列式
二次行列の場合
によって面積がそれぞれ 倍、等倍される。
単位正方形の面積が線形変換 で何倍になるかを表すのが、 の 行列式 ( ) である。ただし、 によって向きが変わるか否かによって には符号がつく。 定義から、
が成り立つ。
と与えられる。
3次以上の行列についても、その行列式が同様に定義される。
置換 には置換行列 がつきものであった。その行列式を の符号とよび、 で表す。
&dotfill#dotfill;
置換についての補遺。
置換
は、 がそれぞれ《変身》して になると 言う操作であって、これを、
というようにも書く。
二つの置換の結合(演算)は通常《後ろから読》む。たとえば、
の掛け算 は、
つまり、例えば は で に化けて、次に で は に化けるので、 結果として は によって に化けることになる。
いくつかの元 を順繰りに変える置換、すなわち
のことを (長さ の)巡回置換と呼び、 と書き表す。
長さ の巡回置換のことを互換と呼ぶ。例えば、 は, と とを入れ換える置換である。