第2回目の主題 :
◎ 論理(続き)
論理においては、命題が大事であって、それらは基本的な命題 から, and, or, not, , を用いて作れるのでした。 は、「どんな にたいしても が成立する。」ということ、 は、「ある にたいして が成立する。」 (どれかひとつの について が成立する。) &dotfill#dotfill;
「 ならば 」は、 が成り立つときには、 が成り立つことを 主張している。では が成り立たないときにはどうだろうか。 日常生活では場合に応じて次の二つの意味に用いている。
「 または 」( or )についても これは と のどちらかが正しいという主張であるが、 日常生活では場合に応じて次の二つの意味に用いている。
極論すれば、 論理とは、ある仮定 をおいたときに、正しい推論規則を用いて 結論 を導き出すことにより、 を証明することに他ならない。
と の真理値がいつでも一致するとき、 と とは 同値であるといい、 と書く。 これは 「( ) かつ ( )」 と同じことである。
日常用いているいくつかの基本的な推論規則も、真理表を用いて直ちに 導きだすことができる。例えば次のような具合である。
集合 にたいして、 が に属するとき、 は の元(要素) であるといい、 とか、 と 書き、そうでないとき とか と書く。
あとの、「部分集合として含まれる」との区別を強調するため、 のことを 「 は に元として含まれる。」という読み方をすることもある。
集合は、中カッコの中に集めるものを言葉で、あるいはリストアップして 書きだすことにより表現できる。下の例を見よ。
例えば上の(3)のように、 の式 と、 を 変数とする命題 にたいして、
なる集合を考えることができる。これは が真であるような すべての 組について、 を集めてきた集合の意味である。 (タテボウ のところをセミコロン にする書き方もある。)
微分積分学で使う「区間」についても書いておこう。
二つの集合 が等しいことを示すには、 「 」 と 「 」 とが同値であることを証明するのが常道である。
を示しなさい。
をみたすとき、 は の部分集合である(もしくは、 は に部分集合として含まれる)といい、
( と書くこともある) で表す。
この定義と上で述べたことを用いると、
であることが分かる。
次の問題も部分集合の定義に戻って考えれば良い。
をそれぞれ と の共通部分及び和集合という。
は キャップ とか、 インターセクション と読む。「 かつ 」 と読む人もいるが紛らわしいから やめておいたほうが良い。同様に、 は カップ とか、 ユニオン と読む。
次のことは対応する論理の結果からすぐに分かる。