準同型定理の適用例
から への写像 を
で定義すると、
が で定まる。
から への写像 を
で定義すると、
が
により定まる。
ベクトル空間 から への線形写像 は、 から への 群準同型である。従って、群の準同型定理が適用できて、 (加法)群の同型 が成り立つことがわかる。じつはこの同型写像は線形空間の準同型定理で 言及されているものと写像としては同じである。 (線形写像のほうがスカラー倍も考えている分だけ情報が多い。)
レポート問題
で定義するとき、 は(加法)群の準同型写像であることを示し、 その核と像を求めなさい。
7/17(火)は高知大学的月曜日です。