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代数学II要約 No.14
今日のテーマ:
定理 14.1 (マシュケの定理(を加群の言葉で述べたもの))
体
と有限群
が与えられていて、
の位数
と
の標数
とは
互いに素であると仮定する。このとき、
-加群の短完全列
は必ず分裂する。
証明は
の
-加群としての section を
の作用でもって
「 平均を取る」ことにより得られる。
補足1.
補題 14.2
環
が与えられたとき、
-
-左加群
にたいして、
から
への
-準同型の全体
は加群の構造を持つ。
- さらに
が可換なら、
は
-加群の構造を持つ。
* 一般に、
は
の中心
の上の加群と見ることができる。
その他、
が特殊なものの場合には、
にエクストラな構造が
入ることがある。例えば、
が可換でなくても
は
-右加群の構造を持つ。
日程:
◎今日以の講義終了後は、
特例欠席など特別の理由のあるものを除き、No.14 のレポート以外は
受け取りません。
7/23 高知大学的月曜日のため代数IIの講義はない。
7/30 本講義の最後(補足事項など)。
8/6 試験
2010-07-30