さらに、 の長さを と書くとき、
がなりたつならば、 はただ一点のみからなる。
で与えられるような数列を の部分列という。 (教科書の 1.2.6 は少し書き間違いがあるので注意。但し第3刷以降は直っている。)
例えば
や
( のうち素数番目のものをとりだしたもの),
などはすべて の部分列である。
が狭義増加列であることから、 が全ての に ついて成り立つ。このことから、直ちに次のことが従う。
例えば、問題2.1 の数列はそれ自体は収束しないが、収束する部分列を もつ。実際、 は に収束するし、 は 0 に収束する。
で定義する。このとき、 は収束する部分列を持つことを (今日証明した定理のうちのどれかを用いて)証明しなさい。