本講義の目的 :
第一回目の主題 :
◎集合と、その元との区別が大事。
◎ には端点があって、そこでのようすは のほかの点の ようすと大きく異っている。それに対して、 の各点はどの点も似ている。
上限, 上界
(つまり、どの をもってきても ) が成り立つときに言う。
◎ 集合の上界は存在するとは限らない。 また、上界が存在したとしても一般にはいくつもあることに注意。
次の定理は実数の基本的な性質である。次回以降詳しく解説する。
は上界をもつだろうか、 もつ場合には上界を一つ挙げてその理由を説明し、 もたない場合にはもたないことの理由を説明せよ。