部分群
群の部分群とは、部分集合であって群になっているもののことです。
ただし、部分群の掛け算はもとの群の掛け算と一致しなければなりません。 部分群の正確な定義は次のようになります。
群 が与えられているとします。 の部分集合 が の部分群であるとは 、次の条件を満たすときに言います。
(0)掛け算 を に制限すると、 これは に値を持つ。すなわち、次のような写像が誘導される。
(1) は 群である。
条件 (0) は次のように言い換えても良い。
(0 ) を から任意に取ってくると、 いつでも は の元である。
によって決まりますが、これは の部分群であることを示しなさい。
を含む の部分群で、 自身とは異なるものの例を 一つあげなさい。
つぎの諸問題は本に載っているかも知れないけれども、 それを丸うつしにしても点数は与えません。 今回の冒頭に述べた定義3.1から出発して以下のの事実が 論理的な飛躍なしに 説明できるかどうかがポイントです。