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 《剰余環、素イデアル、極大イデアル》
 があたえられたとする。
 があたえられたとする。
 に 0 以外の零因子がないなら、
 に 0 以外の零因子がないなら、  は整域であるという。
 は整域であるという。
 の 0 以外の元が
 の 0 以外の元が  で可逆であるとき、
 で可逆であるとき、 は体であるという。
 は体であるという。
もちろん、体は必ず整域である。
 のイデアル
 のイデアル  (
 ( )について、
)について、
 が整域であるとき、
 が整域であるとき、 は
 は  の素イデアルであるという。
 の素イデアルであるという。
 が体であるとき、
 が体であるとき、 は
 は  の極大イデアルであるという。
 の極大イデアルであるという。
これらの名前の由来はもっとあとのほうで述べる。 さしあたっては、次の例が重要である。
 のイデアル
 のイデアル  は
 は 
 の素イデアルであるが、
極大イデアルではない。
 の素イデアルであるが、
極大イデアルではない。
 があたえられたとき、
 があたえられたとき、 
 のイデアル
 のイデアル 
 は
 は
 の極大イデアルである。
 の極大イデアルである。
 が素数でなければ、
 が素数でなければ、
 は
 は 
 の
素イデアルではない。
 の
素イデアルではない。
 が与えられたとき、
 が与えられたとき、
 は(上の例に述べたように)元の数が
 は(上の例に述べたように)元の数が  の体である。
この体を
 の体である。
この体を 
 と書く。
 と書く。
 と、その上の一変数多項式
 と、その上の一変数多項式  が与えられているとする。
 が与えられているとする。
 (
 ( の次数)とおくとき、
 の次数)とおくとき、
 が整域ならば、
 が整域ならば、  をみたす
 をみたす  の元
 の元  は
 は  個以下である。
 個以下である。
 が整域でなければ、
 が整域でなければ、
 をみたす
 をみたす  の元
 の元  が
 が  個以上存在する場合もある。
 個以上存在する場合もある。
(2)の例:
 ,
,  は一次式だが、
 は一次式だが、 のどれを代入しても
0 である。
 のどれを代入しても
0 である。
 ,
, 
 は二次式だが、
 は二次式だが、 のどれを代入しても
0 である。
 のどれを代入しても
0 である。
※レポート問題
つぎのうち一問を選択して解きなさい。 (期限:次の講義の終了時まで。)
 と、
 と、
 上の
 上の  次多項式
 次多項式  で、
で、
 をみたす
 をみたす  の数が
 の数が  個より多いものの例を
挙げ、実際にそのような
 個より多いものの例を
挙げ、実際にそのような  を
 を  個以上書きなさい。
 個以上書きなさい。