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この文書について...
代数学I特論要約 No.12
今日のテーマ
は素数であるとする。このとき、
は元の個数が
の体である。 (定理2.1)
各素数
と正の数
にたいして、 元の個数が
の体
が存在する。 (定理6.2)
は
上の
次既約多項式をもちいて 構成できる。 (命題4.1)
なる環
(とくに、
にたいして、
なる環準同型
が存在する。これをフロベニウス準同型と呼ぶ。 (命題7.1)
.
の元
は
をみたす。(補題5.1 とその系)
逆に、標数
の体
を任意にとったとき、
は
の部分体になり、
の部分体と同型になる。 (その意味で、
は、 ちょうど
をみたすような
の全体である)(補題7.1)
上の方程式系
の合同ゼータ関数は
によって定義されるのであった。 ここに、
は
を
で考えたときの 解の個数である。
問題 12.1
にたいして、
をもとめよ。
平成17年1月4日