もちろん、ローズさんが2杯同じ分量を飲んだなら、消費した材料の 分量は、
に負の数が入ったところを、想像できるだろうか。
確かに「負の数」の量だけコーヒを使う、とかいうことには意味はない。
しかし、例えばローズさんとカブレラさんのコーヒの材料それぞれの使用量の差
四つの実数の組を上のように縦に並べたベクトルを、
「初等コーヒベクトル」と呼ぼう。初等コーヒベクトル同士は、足したり、引いたり
できるし、初等コーヒベクトルを実数倍することもできる。
詳細は想像力を働かせて自分で考えてみよう。
ローズとカブレラと言う名前なら、もっとふさわしい話題があったが、 それについてはそのテの話題が好きな方の宿題とする。
コーヒ好きの人なら、キリマンジャロとブルーマウンテンと何とかと何とかとを ブレンドして、という詳細なレシピを必要とするかも知れない。 そのような人は自分で「高等コーヒベクトル」を考えてみよう 3。