次の定理を証明するのを抜かしていました。すみません。 証明は簡単なので、以下では略証のみを書いておきます。
[証明]
とおく。定義により、
をみたすような
が
存在する。
上の定理を使えば、例えば
の 4次拡大
が
の3次拡大を
含むことはないことなどがわかります。(なぜだか考えてみてください。)
なお、No.11 のレポートで、例えば
にたいして、
となるような
を求めよ、という問題について、
「求め方が分からない(教えてもらってない?)から、解答できない。」
と答えた人がいますが、
たぶんそのような人でも、
を示せ
という問題にすれば解答できたと思われます。 ちょっとした考え方の変更で、本当は対処できる問題が 解けないのはもったいない話です。
土基善文